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『2018-19年度 ガバナー公式訪問』 - 2018年8月9日(木)
2018-19年度 RI2780地区ガバナー 脇 洋一郎(茅ヶ崎湘南RC)
脇 洋一郎 ガバナー
 皆様こんにちは。今年度の国際ロータリー2780地区ガバナーを務めております、脇洋一郎です。平塚ロータリークラブの皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

 私は1月14日から21日まで、サンディエゴで開催された「2018 RI国際協議会」に参加してまいりました。

 国際協議会の目的は、世界の539の地区からガバナーエレクトを招集して、激励と意欲の喚起、次年度に向けてのRIのテーマの説明と実施、RIの最新の優先項目と推進活動に関する最新情報の提供等を行うものです。

 今回は、100名以上の女性ガバナーエレクトが参加していました。参加者は配偶者とともに参加します。研修は6日間連続して続きました。研修の内容は、全員参加の本会議と日本からの参加者で構成される分科会、各国の参加者との交流行事などでした。

 到着した日の午後7時30分より、開会本会議が開催されました。イアン・ライズリーRI会長の開会挨拶に続いて、バリー・ラシンRI会長エレクトの講演がありました。ここで次年度のRI会長テーマ「インスピレーションになろう」とテーマ・マークが発表されました。バリー・ラシン会長エレクトはカリブ海のバハマ諸島の出身で、テーマ・マークは波の模様、テーマ・ネクタイはオーシャンブルーを基調にしたものです。

 RI会長テーマの説明の前に、まずラシン会長エレクトの講演の主要な部分をご紹介します。

「私たちに与えられた責任は、可能な限り効果的かつ効率的に奉仕することによって、情報の透明性と説明責任を重んじながら、そして、意義があり、持続可能な方法で、できるだけ多くの人により良い変化をもたらしながら、先人たちの活動の上に築き、将来のために堅固な土台を築くことです。ロータリーで会員が最高の経験ができるように、そしてロータリーが、今年度や次年度だけでなく、ロータリーでの私たちの活動、ひいては私たちの生涯を超えて成長し続け、世界に役に立っていけるようにしながら。」

  ここでのキーワードを次に示します。

  1. 効果的かつ効率的に奉仕する
  2. 意義があり、持続可能な方法で、より多くの人に変化をもたらす
  3. 先人たちの活動の上に、将来のために堅固な土台を築く
  4. ロータリーの活動が成長し続け、世界に役に立つようにする


  講演の中で、この発言に続いて次の言葉を強調されました。

「それが、ロータリーのリーダーとしての私たちに託された仕事です。この思いは、ロータリーの新しいビジョン声明を作るためのインスピレーションになりました。この声明は、私たちが築きたいと願うロータリーを顕しています。」

 ビジョン声明を以下に示します。

ビジョン声明
「私たちロータリアンは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」
New Vision Statement
Together, we see a world where people unite and take action to create lasting change-across the globe, in your communities, and in ourselves


 この声明は、昨年の6月のRI理事会で承認されたものです。私は今回初めて目にしましたが、今後はこの声明がロータリーのビジョン・将来像を示す言葉として重要となりますので、この声明の趣旨をよく理解することが大切です。実際に国際競技会の中では、地区内のクラブ、ロータリアンに周知を図るようにとの要請がありました。

 ラシン会長エレクトは、この声明について以下のように説明しています。

「ロータリーで私たちは手を取り合います。なぜなら、協力すれば、一人よりもずっと強くなれると知っているからです。私たちは行動します。なぜならロータリーは夢想家ではなく、実行する人の集まりだからです。私たちは持続可能な変化を生みます。私たちの活動が終わった後にも末永く続く変化を。世界での変化、地域社会での変化は、私たちが決して会うことのない人や、最愛の人を含め、すべてに影響します。そして、おそらく一番大切なのは、自分自身の中での変化でしょう。」

 ラシン会長は、なぜこのようにロータリーの変化を強調するのでしょうか。この声明のキーワードは、Change-変化です。講演の次の部分を紹介します。

「ロータリーの会員数はこの20年間ずっと120万人程度で低迷しています。成長しておらず、会員の高齢化が進んでいます。活動を通じて変化をもたらすための知識や意欲を持たないクラブが、あまりにも多すぎます。ロータリーが世界でどんな活動をしているのかを知らず、ロータリーと財団のプログラムを知らないクラブ、参加方法がわからないクラブもあります。」と述べています。

 現在、世界には伝統と格式を重んじる先進国のロータリークラブと、援助と支援を求める発展途上国のロータリークラブが併存しています。世界の会員数120万人の枠組みは同じでも、アジア・アフリカ等の会員の割合が増加しています。古くからのクラブの中には従来の自分たちの方針を変えようとしないクラブが存在しています。

 RIはポリオ撲滅に代表される世界的課題に取り組むために、クラブが地区リーダーシップ・プラン、クラブリーダーシップ・プランそしてRI戦略計画を取り入れて、RIの方針を受け入れる方向に変化することを期待しています。バリー・ラシンRI会長はこのような変化を起こすために「インスピレーションになろう」のテーマを取り上げたのです。そして次のように語りました。

「皆さんがここに来た目的は、変化を生み出すことへの意欲を、クラブ会長と地区内ロータリアンの心に芽生えさせるためです。もっとなにかをしよう、可能性を最大限に発揮しようというやる気を引き出し、それぞれのやり方で前進できるよう手助けすることが皆さんの仕事なのです。」

「バハマ人である私にとって、海は常に特別なものでした。海は『隔たり』と『つながり』の両方を象徴します。祖国の島の岸に立つとき、海のむこうの何千マイルも離れた岸に誰かが立っています。土地、国、言語は違うかもしれませんが、同じ海を共有しているのです。このつながりの感覚は、インスピレーションであり、届かなそうでありながら、実は思うよりもずっと近いものへのあこがれです。大きなことに挑戦しようというインスピレーションを、クラブやほかのロータリアンに与えてください。」

「より良い世界を作りたいなら、プロジェクトを計画したり、任務を割り当てることから始めないでください。インスピレーションから始めてください。ロータリアンの魂、すなわち、より良い世界への切望、そして、より良い世界を作ることは可能だという、心の奥底にある真の自覚を呼び起こすことから始めてください。」

 この部分は、RI会長エレクトテーマ「インスピレーションになろう」の核心に触れています。次の言葉です。

 ロータリアンの魂
 より良い世界への切望
 より良い世界を作ることは可能だ
 心の奥底にある真の自覚を呼び起こす


「私たちの標語『超我の奉仕』からインスピレーションを得てください。そしてロータリーを通じて行動するよう、人々にインスピレーションを与えてください。」

 次にラシン会長エレクトは、「ポリオ撲滅活動」とインスピレーションとの関係について語ります。

「私たちの多くにとって、この30年間にロータリー全体を一つに結び付けてきた活動、『ポリオ撲滅活動』がインスピレーションとなってきました。30年前、野生型ポリオウイルスによって麻痺を発症する人は毎年推定35万人、そのほぼすべてが子供でした。3年前にはこの数は74人でした。2年前には37人。そして昨年は21人でした。」

 ラシン会長エレクトはこのように語り、30年前にロータリーがポリオ撲滅活動をスタートした時を振り返り、ロータリーにとってポリオ撲滅活動こそがインスピレーションであったと指摘しています。

 私はこの言葉を聞いて、ロータリーとインスピレーションとの関係を理解しました。重要なことは意識改革です。それぞれのクラブ、そしてロータリアンがインスピレーションを働かせてロータリーに変化をもたらす発想の転換を行い、新しい発想のもとに新しい奉仕活動を開始することが大切です。

 その偉大な実例が、私たちの先輩が取り組んできたポリオ撲滅活動です。30年前にロータリーが提唱してスタートし、そしてWHOをはじめとする国際機関と連携して撲滅活動を推進し、現在は根絶まであとほんの少しのところまできたポリオ撲滅活動。ポリオ撲滅活動を提唱した先輩ロータリアンの方々の尊いインスピレーションと使命感があったからこそ、今日まで継続して、もう少しで撲滅が達成できるところまで来たのです。

 ポリオがいかに悲惨な病であるか、私には小学生の時の鮮烈な思い出があります。小学5年生の時、私のクラスに三橋君というクラスメートがおりました。彼は右半身が麻痺していて、歩くのも話すのもかろうじて可能という状態でした。彼の症状については担任の先生から何の説明もなく、私たちは生まれつきのものだろうと同情しておりました。

 ある日の算数の授業の時のことでした。先生が黒板に数式を書いて、だれか解ける人はいませんかと問いかけました。難しい問題だったので誰も手を挙げませんでした。そのとき急に三橋君が立ち上がり、たどだとしい足取りで黒板に歩み寄り、震える手で見事に正解を書いたのです。私はびっくりしました。授業中はいつもぐったりと椅子にもたれかかっており、あまり話さなかった三橋君、実は彼は素晴らしい才能の持ち主だったのです。彼は幼いころポリオに感染して神経が麻痺し、その後遺症に苦しんでいたのです。その影響で、虚弱体質だった彼は成人式を迎える前に亡くなりました。ポリオが三橋君の将来を奪ってしまったのです。

 実に悲惨な出来事でしたが、ロータリーがポリオ撲滅活動に着手する以前には、そのような悲惨な状況が世界中に広がっていたのです。30年前にロータリーのインスピレーションがもたらしたポリオ撲滅への決意と実行、そして今日まで続くたゆまない奉仕活動の継続が、この悲惨な状況を劇的に変化させたのです。私はロータリアンとしてこのことを誇りに思います。

 RI会長テーマ「インスピレーションになろう」は各クラブ、ロータリアン各位がインスピレーションを働かせて、ロータリーに変化をもたらし、新たな奉仕に結び付けることを目指しているものと考えます。今年度このテーマのもとに皆様とともに、より良い奉仕を目指したいと思います。皆様よろしくお願いいたします。
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