第68年度(2023〜24)会長 白石 慎太郎 Shintaro Shiraishi |
ロータリアンとして
1945年7月大規模な空襲を受けて、平塚のまちは一夜で焼け野原になりました。一夜の空爆で落とされた爆弾の量は国内2番目の多さであったと聞いています。そのような大損害を受けた平塚の街でしたが、焼け野原から立ち上がり平塚の復興に力を注いだ有志たちが中心となり、1957年に会員数22名で平塚ロータリークラブは設立されました。設立当時の平塚のロータリアンは、平塚の復興に尽力した地元経済界を代表する面々が集ったクラブであったと聞いています。
各地のロータリークラブも似たような沿革があると思いますが、黎明期から成⻑期を経て変革期から飛躍期に移行していくことが理想であり、創立70周年を数年後に控えた平塚ロータリークラブも飛躍の時代の潮流に乗る必要があると思われます。そして、平塚ロータリークラブは設立時と同じく平塚の経済や社会の先導者たらん存在として、この地域をリードする面々が集い、平塚の経済や社会を良くするためにどうしたら良いのかを考え、それによりロータリアンのそれぞれの職業の発展により奉仕活動が活発になり、地域における地位や公共イメージが周知されている存在であるべきだと思います。
ここ数年の「コロナウイルス感染症」の拡大と「ウクライナ紛争」により、社会や経済の仕組みは大きく変化しました。ロータリークラブにも時代に応じて変化していく機会が再び訪れたと言えます。だからこそ、因習に囚われず新しいことを活発に取り入れていくことが大切です。私たちはひとつのチームです、会員同士チームワークをもって声を掛け合い、助け合い、補い合うことが新たな飛躍の扉を開くことに繋がるでしょう。
しかし、変わらないこと、変えてはいけないことがあります。
それは、人生を豊かにする平塚ロータリークラブであり続けること
世界の喜劇王チャールズ・チャップリンが1936年に歌い、後にマイケル・ジャクソンも1995年に歌っていた「Smile」の歌詞に、「You'll fing that life is still worthwhile If you just smile(人生は価値があるって感じるだろう、もし君が笑顔でさえいれば)」とあります。誰かに良いことをして笑ってくれたらどんなに幸せでしょうか、笑顔で良いことができたらどんなに幸せでしょうか。マッキナリーRI会⻑は、他の人を助けることで、本質的に自分自身が助けられるのです、と言われています。私たちはロータリークラブの活動を通じて地域の人々を笑顔にすることが出来る存在です。そして、それが私たちの人生に新しい価値を生み出し豊かにすることになるでしょう。
そこで、2023-2024平塚ロータリークラブのテーマを、「人生を豊かにする、あなたのSmile」と題しました。奉仕の笑顔溢れる有意義な1年間にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
- 親睦(友愛)を深める例会の実施
- 職業奉仕を通じて地域社会・経済へ貢献
- クラブに新風を吹き込む会員増強
- 70周年へ向けた体制づくり
- 平塚ロータリークラブビジョン声明の飛躍